基本情報

名称

一カ山 毘盧舎那院 仏木寺

名称(読み)

いっかざん びるしゃないん ぶつもくじ

本尊

大日如来

駐車場

あり(無料)

宿坊

なし

仏木寺のある愛媛県宇和島市は真珠の養殖が盛んで、入り組んだ海岸線のリアス式海岸でも有名です。愛媛県に入って3番目の札所は昔から牛や馬の供養に来る参拝者が多く、現在ではペットの供養に訪れる人もいます。
そのほかに、境内には聖徳太子を祀るお堂や茅葺の鐘楼などの見どころがあります。
仏木寺の見どころ
・鐘楼
・家畜堂
仏木寺の鐘楼は茅葺(かやぶき)の屋根の下にあります。300年の歴史を持ちますが、何度も吹き替えられて伝統を守っている姿に感銘を受けます。
本堂の右手にある家畜堂には牛や馬の置物、ペットの写真などが奉納され、多くの参拝者が動物の供養に訪れます。
弘法大師が牛の背中に乗ってこの地を訪れた時、奇跡的な体験をしてこの地が霊地だという事を悟ったというエピソードに由来します。
また、キュウリが供えられることもあります。キュウリが供えられる理由は、旧暦6月の丑の日に人や動物の身代わりとしてキュウリに病気を封じ込める「瓜封じ」が行われることに由来します。
南予七福神
四国八十八ヶ所の中には、5ヶ所巡りや7ヶ所巡りと呼ばれるところがあります。仏木寺は七福神にちなんだ南予七福神という愛媛県にある7ヶ所の札所グループの1つに属します。
残りの6ヶ所も四国八十八ヶ所の札所と別格霊場から構成され、舌のリストのように割り当てられています。
通常、○ヶ所巡りは距離が短く巡りやすいですが、南予七福神は比較的距離が長いため、車で巡ると小旅行にちょうど良い距離になるでしょう。

番号 七福神 札所 詳細
1番 弁財天 観自在寺 40番札所
2番 毘沙門天 龍光院 40番奥の院
3番 恵比寿尊 龍光寺 41番札所
4番 大黒天 仏木寺 42番札所
5番 布袋尊 明石寺 43番札所
6番 寿老尊 金山出石寺 別格7番札所
7番 福禄寿尊 十夜ヶ橋 別格8番札所

札所の歴史
大同2年(807年)、弘法大師がこの地を訪れた時、牛を率いて歩く老人に出会いました。老人に誘われ、牛の背中に乗っていくと光を放つ宝珠を見つけたと言います。
この宝珠は弘法大師が留学先の唐から投げたもので、それを発見した時この地が霊地であると悟ったと伝えられます。そこで、大日如来を刻み本尊として安置しました。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。仏木寺では大日如来が本尊として祀られています。
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