基本情報

名称 母養山 宝樹院 恩山寺
名称(読み) ぼようざん ほうじゅいん おんざんじ
本尊 薬師如来
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし

徳島県小松島市に18番札所 恩山寺はあります。この札所は弘法大師の母親である玉依御前(たまよりごぜん)とのゆかりが深い札所です。ここには、なんと玉依御前の髪の毛が安置され、ちょっぴりホラー感が漂います。
また、小松島は源平合戦で有名な源義経一行が上陸した地でもあり、近くの小山には勇ましく弓を引く義経の銅像があり、国道55号からも見ることができます。
恩山寺の見どころ
・御母公堂
・千体地蔵尊

大師堂の横には御母公堂という建物があり、中には大師作と伝えられる母君の像と髪の毛が安置されています。
弘法大師がこの寺で修業をしていた時、大師の母が息子を尋ねてきました。しかし、当時この山は女人禁制であったため、親子は会うことができませんでした。
そこで、大師は滝に打たれ17日間の秘法を修め、女人禁制を解除することができたので母を迎えることができたというエピソードがあります。母はこの寺で出家し、寺名を恩山寺に改めたといわれています。
本堂へ向かう階段の途中に、千体地蔵尊があります。全国から奉納されたもので子供の供養や苦しみから解放して欲しいといった願いが込められています。
札所の歴史
弘仁5年(814年)ごろ弘法大師がこの寺で修行中に母が訪れ、寺名を恩山寺に改めました。このとき自身の像を彫り、安置したとされています。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。恩山寺では薬師如来が本尊として祀られています。
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