ギャンブル依存症の予防とは
病気の予防法
インフルエンザを予防するには予防接種を受けます。生活習慣病を予防するには食事や運動に気を付けます。このように、多くの病気は予防方法があります。予防法を実行することで、病気を発症する確率を下げることができます。
ギャンブル依存症は正式な病気としてWHO(世界保健機構)でも認められています。つまり、世界基準の病気です。
ギャンブル依存症は、ある日、突然発症するものではありません。ギャンブルを長年繰り返すことで徐々に症状が進行していき、依存状態に陥ります。
完全にギャンブル依存症になれば、借金をしてもギャンブルで負けてしまったり、人間関係の崩壊に繋がったりすることがあります。
金銭的にも、精神的にも、自分や他人を不幸にしてしまう病気です。
ギャンブル依存症の予防は単純です。それは、ギャンブルをしない事です。ギャンブル依存症の原因はギャンブルにあるため、ギャンブルから足を洗うことができれば依存症を未然に防ぐことができます。
ただし、ギャンブルの経験期間が長いほど予防を行うことは困難になります。早期予防こそがギャンブル依存症からあなたを守ります。
精神科、自助グループ、更生施設の役割
ギャンブルで借金や離婚を経験して、ギャンブル依存症を疑った際には精神科の受診や自助グループの参加、更生施設へ入ることが思いつきます。
これらの施設は、ギャンブル依存症になってしまった人を回復することを主な目的としています。入院をしたり、カウンセリングを受けたり、他の患者のエピソードを聞くということを行っています。
完全にギャンブル依存症になった後では、回復するのに相当のエネルギーを使います。数週間入院してギャンブルを断ち切ったとしても、退院してから再びギャンブルを止められない患者さんが多くいます。
ギャンブル依存症に陥る前にギャンブルを止めるということが重要だということは簡単にわかります。
ギャンブル依存症の前兆症状
発症する前に前兆が現れる病気があります。熱が出たり苦しくなったりすることで病院に行き早期治療を受けることができます。
しかし、ギャンブル依存症の前兆は苦しいものではありません。「ギャンブルが楽しい」、「ドキドキする」というものです。
ここから「借金をした」、「離婚した」という苦しい症状に発展すると、かなり進行した状態と言ってもいいでしょう。何かトラブルが生じた際にはギャンブル依存症にリーチがかかっていると思ってください。いつギャンブル依存症と診断されてもおかしくありません。
ギャンブルが存在する限りギャンブル依存症は無くなりません。しかし、日本からギャンブルは当分なくなることはありません。
ギャンブルの主催者は商売をやっています。また、ギャンブルには税金もかかっています。もし、ギャンブルを廃止すれば莫大な数の人が失業し、税収も減ってしまうのです。
ギャンブルが無くならないのであれば、ギャンブル依存症を予防するためには、自分自身で気づかなければなりません。
予防法を提案
当サイトではギャンブル依存症の予防法について「歩きお遍路」を提案しています。歩き遍路は元々修行の旅です。ギャンブルから離れるだけでなく、自分を見つめ直し新たな自分を発見する事に繋がります。
また、精神科医や更生施設でテーマとなる「どのように回復するか」ではなく、「なぜギャンブルをするか」、「ギャンブル依存症にならないために」、「ギャンブル予防の具体案」といった事が主なテーマです。
ギャンブル依存症のブログや書籍、は多く存在します。実際、依存症は文章を読んだだけで克服できるほど甘いものではありません。実行を伴わなければなりません。
そういった意味で、歩きお遍路は強力なパワーを持っています。また、ギャンブルが無いベースラインに回復するだけでなく、新たな学びも得ることができます。