お金の本質:宝くじ高額当選者が借金をする理由

ギャンブルとお金は切り離すことができません。逆に、ギャンブルからお金を切り離してしまうと、多くのファンは興ざめしてギャンブル産業が衰退していくでしょう。
ギャンブルと密接にかかわり合う「お金」。ギャンブルで負けることはお金を失うことから始まっていきます。お金の正しい知識を持って、お金とうまく付き合っていくことが大切です。
世の中には、大富豪もいればホームレスもいます。お金を持つ者と持たざる者、それを分ける基準は唯一つです。
それは、「お金の正しい知識を持っているかどうか」です。
お金が増える人はお金がなぜ増えるか知っています。しかし、お金が減る人はその理由を知りません。
運良く宝くじや遺産相続などで大金を手にしても、お金の正しい知識が無ければすべてを使い果たして、借金や自己破産に追い込まれるという人もいます。

物々交換からお金の登場

お金のない時代は物々交換が主流でした。
山に住む人がイノシシを捕まえて食べていました。しかし、毎日ジビエ料理では飽きてしまい時には魚が食べたくなります。そこで海辺に住む人の所へイノシシの肉を持っていき、魚を何匹かもらうことができます。
このとき、イノシシ肉と魚は等価交換で取引されます。イノシシ1頭とシシャモ一匹は釣り合いません。当然とい言えば当然です。

 

しかし、漁師はイノシシではなく野菜が食べたいと思っているかもしれません。海辺の漁師がイノシシを食べたくないと言えば交換は成り立ちません。

 

そこで、貝殻や金、布などを介して交換するようになりました。これを物品貨幣と言います。
こうすれば、イノシシの肉を別の人に売って貝殻を得ます。その貝殻で魚と交換することができ、漁師は貝殻で野菜を買うことができます。
そして、物々交換の仲介を果たす物がお金に変わりました。お金は誰にでも価値が分かり、持ち運びできるという点で優れていたためです。

人や社会に貢献して得るお金

お金を稼ぐ人は、人や社会に貢献することでお金を得ています。
つまり、イノシシ肉が欲しい人にイノシシ肉を届けたり、料理法が分からない人に教えたりして、その対価としてお金をもらいます。
グレーゾーンな商売も、ある商品を欲している人に商品を提供するというスタイルがほとんどです。一応、人や社会に貢献しているということになります。ギャンブルは人に「夢と希望」を売ることでお金儲けをしている部分が有ります。
物々交換の根本的な原理は変わりません。
多くの人が欲している商品を大量に供給できる人や、珍しい有益な情報を発疹している人は自然とお金が増えていきます。

宝くじの高額当選者

自ら価値のある物や情報を提供し、等価交換によってお金を得ることが原則です。
しかし、宝くじ当選者や遺産を相続した人は、本来のお金を得る原則から外れた方法でお金を得ることになります。つまり、お金を増やす方法を知らないのです。
莫大なお金が手に入るとそれまでの金銭感覚が狂い、高額なものを買ったりカジノで使い果たしたりする可能性があります。そのため、消費する事しかありません。
消費し続けて資産が少なくなったときは、お金を増やす原則を知らないので「もう一度宝くじで当てよう」などと考えてしまいます。
宝くじに当たること自体が事故のようなもので、非常に確率が低く、現実的ではありません。
贅沢な生活を満喫してしまうと、普通の生活には戻りたくはありません。そのため生活が苦しくても高級車を所有していたり、ブランド品を持っていたりするのです。
お金の正しい増やし方、正しい知識を持っていないと、運よくギャンブルで高額当選しても幸せとは言えない状況に陥ることになります。

詐欺師と同じ!?

何も貢献せずにお金を得ることは詐欺師と同じです。詐欺師は客をだまして、自分だけが得するようにお金を増やします。
詐欺師は、客の反感を買い追放されてしまいます。と言うより法に触れるため処罰されます。結局お金を増やしても人や社会に貢献していないので幸せにはなれません。
宝くじの高額当選者は法的には何の問題もありませんが、何も貢献せずに得たお金は取扱に注意しなければあなたを不幸にします。
もし、宝くじ、ギャンブル、遺産相続などで大金を受け取ったという人がいれば、シッカリ考えて使い道を決めましょう。自己投資や社会貢献につながることに使って、お金の本質を勉強すると良いでしょう。すると、お金は自然に増えていくようになります。