基本情報
名称 |
瀧雲山 護持院 太山寺 |
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名称(読み) |
りゅううんざん ごじいん たいさんじ |
本尊 |
十一面観世音菩薩 |
駐車場 |
あり(無料) |
宿坊 |
なし |
52番 太山寺は松山市街から程近く、道後温泉や坂の上の雲ミュージアムもついでに観光することができるポイントに建っています。
平安時代後期から歴代天皇の信仰を集めたと言われる太山寺は重要文化財や国宝が数多くあることで有名です。また、太山寺の本堂へ参拝する途中一の門、仁王門、三の門をくぐります。道中の長い参道にはかつての遍路宿が立ち並び、門前町として栄えたことがよくわかります。
太山寺の見どころ
・聖徳太子堂
・亀の石
・三重塔の礎石
聖徳太子が伊予の国を訪れた時、太山寺と縁を結んだと言われます。そのため、太山寺の聖徳太子堂には法隆寺夢殿とおなじ聖徳太子像が祀られています。
毎年成人の日にある太子祭りには、合格祈願などに多くの人が訪れます。頭脳明晰な聖徳太子のご利益を得ようと絵馬やしゃもじを奉納します。
境内には「亀の石」と呼ばれる石があります。この石をどのくらい遠くまで運べるか力比べに使った石です。大中小の石がありましたが現在残っているのは中の石です。
痔が治る!?
太山寺のユニークな見どころとして大師堂そばに残る三重塔の礎石があります。この石を新品の亀の子たわしで洗うと痔の痛みが和らぎ、完治すると言われます。
痔は生活習慣の乱れやストレスによって悪化しやすい病気です。早寝早起きのお遍路に加え、痔の完治を祈願すると肉体的、精神的にも安定し、回復へと向かうのかもしれません。
痔は基本的に坐剤や軟膏などで長期的に治療をしますが、出血や痛みの程度により手術で痔核を除去する場合もあります。
札所の歴史
用明2年(587年)大分県出身の真野長者(まのちょうじゃ)によって創建されました。長者は船で大阪に向かう途中嵐に遭い、観音菩薩を祈って難を逃れたと伝わります。そのお礼として寺を建立したのです。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。太山寺では十一面観世音菩薩が本尊として祀られています。
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