基本情報

名称

西林山 三蔵院 浄土寺

名称(読み)

さいりんざん さんぞういん じょうどじ

本尊

釈迦如来

駐車場

あり(有料)

宿坊

なし

49番 浄土寺は松山市街の端に位置し、松山城や道後温泉などの観光地にもアクセスしやすい札所です。また、札所の周囲には東道後温泉郷にあたり、温泉で旅の疲れをいやすことができます。
浄土寺の見どころ
・本堂の落書き
・空也上人像
仁王門からまっすぐ進むと大きな本堂が竹林を背景にしてお遍路さんを迎えます。本堂は室町時代、1482年に建てられた歴史のある建物です。また、和様と唐様を組み合わせたスタイルで国の重要文化財に指定されます。
本堂内部の厨子には室町時代から江戸時代にかけて書かれた落書きがあり、歴史的な資料として価値の高いものだそう。もちろん、現在落書きをすることは禁止されています。
また、浄土寺は踊念仏の祖として知られる空也上人(くうやしょうにん)が滞在した寺として有名です。このとき村人から頼まれて自身の像を彫り、寺に寄贈したと伝わります。
空也上人像は口から6体の仏像が誕生する様子が表されたユニークな仏像で、6体の仏像は「南無阿弥陀仏」を表すとされます。
東道後温泉郷
道後温泉と言えば「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと噂される道後温泉本館をイメージする人が多いと思います。
しかし、49番 浄土寺付近にある東道後温泉も隠れた人気を誇ります。周辺には東道後温泉 そらともり、東道後温泉 久米之癒、媛彦温泉など数多くの温泉施設があります。
東道後温泉の泉質は道後温泉と同じくアルカリ性単純温泉。肌にやさしい泉質で老若男女にオススメできる温泉です。身体を伸ばし温めることで肩こり、腰痛、冷え性などに効能があります。
札所の歴史
天平勝宝年間(749~757年)に孝謙天皇の勅願により恵明上人が行基作の釈迦如来像を安置したことが始まりとされます。後に弘法大師がこの寺を訪れ、荒廃していた寺を再興しました。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。繁多寺では薬師如来が本尊として祀られています。
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