基本情報

名称

龍頭山 光明院 金剛頂寺

名称(読み)

りゅうずざん こうみょういん こんごうちょうじ

本尊

薬師如来

駐車場

あり(有料)

宿坊

あり

24番札所 最御崎寺を「東寺」と呼ぶのに対し、26番札所 金剛頂寺は「西寺」と呼ばれます。金剛頂寺はかつては修行道場であり、明治初期まで女人禁制の寺でした。
また、金剛頂寺の宿坊はお遍路さんの間で評判が良く、特に食事が豪勢で味も抜群だといいます。人気の宿坊なので、連休などの繁忙期では早めの予約が必要です。
金剛頂寺の見どころ 
・東寺を眺める
・一粒万倍の釜
・不動岩
境内からは室戸岬を眺めることができ、お遍路さんは24番札所 最御崎寺に思いをはせます。同時に、室戸の起伏に富んだ地形から自然のパワーを感じます。プレートの動きや巨大地震によって隆起を繰り返し出来上がった地形です。
大師堂の横には一粒万倍の釜(いちりゅうまんばいのかま)が置かれています。弘法大師が3合3勺の米を入れて炊いたら、万倍にも増えたという伝説に由来します。
境内を離れ、行当岬(ぎょうとうみさき)まで来ると番外霊場に指定されている不動岩があります。かつて修行僧たちが修行した地であり、洞窟や岩場が残っています。
また、金剛頂寺は明治初期まで女人禁制であったので、不動堂は女人堂として女性信者が多く訪れた場所でもあります。
宿坊に泊まる
お遍路をしていると、金剛頂寺の宿坊の評判が高いことに気づきます。初めて「宿坊」と聞くと質素な料理や座禅などをイメージするかもしれませんが、最近の宿坊は旅館と何ら変わりません。特に金剛頂寺の食事は豪勢で食べきれないほどです。
また、宿坊に泊まると、希望者は朝のお勤めに参加することができます。寺のお坊さんがお経を唱えるところを見学したり、お話を聞くというものです。
他のお遍路さんと交流ができることも宿坊の特徴です。宿坊に泊まる方は、ほとんどお遍路さんなので情報交換の場となっています。
札所の歴史
大同2年(807年)平城天皇の勅願により弘法大師によって開創されました。弘法大師が開いた最初の寺とも言われていますが、その真偽は不明です。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。金剛頂寺では薬師如来が本尊として祀られています。
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