車中泊は旅費を節約できるので若者や一人旅に人気です。しかし、車中泊には初心者が陥る可能性のある落とし穴がいくつかあります。そのうちの一つにガス欠があります。
車中泊を計画している場合は給油の計画も重要です。
お遍路ではガソリンスタンドが少ない
四国八十八ヶ所、お遍路の旅で車中泊をする場合、給油スケジュールをよく考えましょう。お遍路の札所は深い山の中や岬の突端などにあり、そのような僻地にはガソリンスタンドが無いという可能性があります。
また、曲がりくねった山道を進むと燃費効率が悪くなるため予想以上にガソリンを使ってしまいます。それに加えて、車中泊をするとエアコンや車内ライトでもガソリンの使用量が増えます。人里離れたポイントで車中泊をすると、最悪の場合ガス欠になり動けなくなってしまいます。
お遍路中は常にガソリンの残量に気を付け、車中泊をする日は燃料タンクを満タンにしてから車中泊ポイントを探しましょう。
車中泊の基本はエンジンを切る
車内で寝る際はエンジンを切ることが基本です。ずっとエンジンをかけたまま放置するとバッテリーが上がってしまいます。バッテリーが上がると他の車両からコードを繋いで電力を供給しなければなりません。同じ理由で車内の明かりやヘッドライトも消して眠ります。
エンジンを切ると必然的に、室温調整が難しくなります。一年の内に車中泊が快適にできる期間は短く、春と秋の限られた間しかありません。
車外と仕切りがあるとは言え、自動車の気密性は低いため車外の気温が車内に強く影響してきます。夏は暑すぎ、冬は寒すぎて眠れないことがよくあります。私も北海道の稚内で車中泊をした際、寒さで死ぬかと思いました。
寒さ対策には寝袋や毛布を持って行きましょう。また、暑さ対策には薄着と充電式の扇風機が良いでしょう。