弘法大師・空海に縁のある寺院を巡るお遍路は四国四県を順にめぐります。総距離は1200kmにもなるため歩き遍路をする場合は宿の確保が最重要課題となります。
遍路道沿いには歩き遍路をする人向けに民宿やゲストハウスが充実していますが、気候的に歩き遍路がしやすい春やゴールデンウイークなどの大型連休では満室となり予約が取れない可能性があります。
そのため、春やゴールデンウイークは早めの予約を心がけましょう。
宿を確保するうえで、もう一つ忘れてはならない時期が阿波踊りの期間です。徳島名物である阿波踊りは8月半ばのお盆の時期に開催されます。阿波踊りの時期は徳島市内が最も盛り上がる時期になります。
阿波踊り期間は県外から多くの観光客が訪れるため徳島市内のホテルは満室になります。そのため、歩き遍路で当日や前日に連絡しても部屋は取れないと考えた方がよいです。
また、年に一度の書き入れ時なので徳島市内のホテルは料金を2倍以上に引き上げます。お遍路さんにとっては負担が大きくなってしまいます。
17番札所→18番札所
徳島駅前の道路や公園が阿波踊りの会場となります。歩き遍路では17番札所井戸寺から18番札所恩山寺へ向かうルートで徳島市街地を通ります。
徳島市で行われる阿波踊りは4日間続きます。この期間と17番札所→18番札所の日程をずらした方が安心できます
本当に阿波踊り期間、徳島は大混雑となります。徳島市の宿泊キャパシティを越えて鳴門市のホテルも満室になるほどなので歩き遍路の方は苦労すると思います。
歩き遍路専用の宿を利用する
四国には歩き遍路さん以外お断りという遍路宿がいくつかあります。阿波踊り期間に宿が取れない場合はこのような遍路宿を頼りにするとよいでしょう。
徳島市内にある歩き遍路専用の宿があるので紹介します。下のリンクから宿のHPに移行できます。
リンク
歩き遍路宿びざん
ただし、逆に考えると阿波踊り期間に徳島市内の宿を確保することができれば、お遍路だけでなく阿波踊りも楽しめることになりますね。