基本情報

名称

医王山 鏡池院 清瀧寺

名称(読み)

いおうざん きょうちいん きよたきじ

本尊

薬師如来

駐車場

あり(無料)

宿坊

なし

高知県土佐市内から山の手に進むと35番 清瀧寺が山の中腹に見えてきます。反対に、境内からは土佐市に広がる平野を眺めることができます。また、清瀧寺には巨大な厄除け薬師如来像があり、シンボルとして存在します。
清滝寺の見どころ
・八丁坂
・厄除け薬師如来像
徒歩で清滝寺を参拝する場合、本堂まで急な石段を登ることになります。そこには一丁ごとにお地蔵様が置かれ、歩くお遍路さんを応援しているような錯覚を覚えます。
一丁は約109mの距離の単位で、明治にメートル法が導入されるまで日本では一般的に使用されていました。
寺の雰囲気とミスマッチと思われるかもしれないほど巨大な薬師如来像は厄除けにご利益があるとされます。高さ15mの像の下には「胎内くぐり」というものがあります。
胎内くぐりは、細い階段が108段続く真っ暗な通路で、お遍路さんは壁に手を当てながら進んでいきます。胎内くぐりは厄除けのご利益を授かるために効果があると信じられています。
オンコロコロ・センダリマトウギ・ソワカ
四国八十八ヶ所の札所では薬師如来が最も多く本尊としてまつられています。旅の道中出会う頻度の多いので、薬師如来の真言(マントラ)を暗記するお遍路さんも多くいます。オンコロコロ・センダリマトウギ・ソワカという独特のリズム・音韻が印象に残りやすい要因になっているのかもしれません。
なぜ、真言を唱えるのでしょう?
密教では、この世界の真理を知るには人間の言葉では不可能であり、仏の教えを人間の文字で表現したものが真言だと考えられています。
人間の言葉で表せないという事は真言を訳した所で真理を理解することはできません。そのため、真言は意味より音が重視されるのです。
実際に声に出して真言を唱えることで悟りに一歩近づくことができるとされ、多くのお遍路さんが真言を唱えます。
札所の歴史
養老7年(723年)に行基が薬師如来を安置したことが始まりとされます。のちに弘仁年間(810~824年)に弘法大師がこの寺で修業をし、清滝寺に名前を改めたと伝わります。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。清滝寺では薬師如来が本尊として祀られています。
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