基本情報

名称

八葉山 求聞持院 禅師峰寺

名称(読み)

はちようざん ぐもんじいん ぜんじぶじ

本尊

十一面観世音菩薩

駐車場

あり(無料)

宿坊

なし

32番 禅師峰寺は標高82mの地点にあるため、境内から高知平野と土佐湾を一望することができ、景色の良い札所として有名です。また、坂本龍馬の銅像がある桂浜にも程近く、観光ルートに組み込みやすい札所です。
禅師峰寺は峰山(みねやま)の山頂に立っているところから、峰寺(みねでら・みねんじ)と呼ばれ親しまれています。
禅師峰寺の見どころ
・境内からの景色
・不動明王
山頂にある境内から見た景色は絶景です。木々に邪魔されることなく高知平野と土佐湾を一望でき、桂浜に向かう浦戸大橋まで見えることがあります。
仁王門の横には不動明王像があります。この不動明王に一身に祈願すると願い事が叶うとされ、峰寺のお不動さんとして信仰を集めます。また、不動明王の背後にある屏風岩(びょうぶいわ)は自然の力で変形した岩です。
航海安全の寺
禅師峰寺は海の安全にご利益のある寺として昔から多くの参拝者が訪れました。それは弘法大師がこの寺を訪れた時、土佐の海の安全祈願をしながら本尊を刻んだというエピソードに基づいています。
そのため、土佐藩主・山内一豊も参勤交代で江戸に向かう際はこの寺を訪れ、安全祈願をしたと伝わります。
札所の歴史
神亀年間(724~729年)、聖武天皇の勅願により行基が開創したとされます。後に大同2年(807年)に弘法大師が訪れ、記憶力を高める求聞持法という修行をしたとされます。そして、土佐の海の安全を祈願して十一面観音像を刻み本尊としました。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。禅師峰寺では十一面世音菩薩が本尊として祀られています。
アクセス