御朱印(ごしゅいん)とは
御朱印は札所に納経した証として頂けるものです。読経や、写経を納めた証明書ということになります。実際にはお経を読まなくても料金を払えば御朱印を頂けます。御朱印は日本中の神社、寺院などで行われています。
四国八十八ヵ所用の納経帳を準備すれば、1冊の本に八十八ヵ所のまとめることができるので便利でキレイになります。
四国八十八ヵ所の御朱印は基本的に手書きで朱印が押されています。しかし、達筆すぎて何と書いてあるか分からないため解説します。

御朱印

御朱印の内容・意味

左の手書きの御朱印は右のようなことが書かれています。内容は次の通りです。
▽墨書
・「奉納」の文字
・本尊に対応する梵字
・本尊の名前
・札所名
▽朱印
・札所番号の印
・本尊の印
・札所の印

 四国八十八ヵ所の御朱印のポイント

納経時間
八十八ヵ所の各札所は「納経所」という所で御朱印を書いてもらうことができます。この納経所の受付時間は7:00から17:00です。この時間外では納経所は閉まってしまうため注意しましょう。
納経料金
納経帳への納経:300円
掛け軸への納経:500円
白衣への納経:200円
2回目以降の納経
お遍路は何周しても問題ありません。お遍路1周ごとに納経帳を1冊用意してもよいですが、前回と同じ納経帳に御朱印をもらうことができます。2回目以降の御朱印は朱印のみで墨書は省略されます。
何度も同じ納経帳に御朱印をもらうとページが朱印で真っ赤になっていきます。それが何度もお遍路をした証になります。

納経帳の使い方

 

1番札所霊山寺の売店、ネットなどで四国八十八ヶ所専用の納経帳を購入することができます。札所で御朱印をもらう際は納経帳以外のノートでも大丈夫ですが、専用の納経帳を手に入れることで八十八ヶ所の御朱印をまとめることができます。

 

納経所では代金を支払い、納経帳を渡します。すると、所定のページに札所の御朱印を書いてくれますが、そのままページを閉じてしまうと乾いていない墨と朱印で隣のページが汚れてしまいます。

 

そのため、新聞紙などの当て紙を挟んで閉じると良いです。多くの納経所では新聞紙を用意してくれています。また、ドライヤーが備え付けられている納経所もあります。ドライヤーでページを乾かすこともできます。

 

お遍路の白衣に御朱印をもらう

八十八ヶ所の朱印を白衣に押してもらうことができます。白衣はお遍路さんが身に付ける衣装で死装束を意味しています。
お遍路を一周したという証を背負ってあの世へ旅立ちたいという人は、葬儀の際にこの衣装を身に付けるよう遺族に頼みます。
白衣に朱印をもらう場合は実際に来て居る白衣に判を押すのではなく、判衣用の白衣が販売されているので、それを準備しましょう。