四国八十八ヶ所お遍路:12番札所 焼山寺の大蛇

 

四国を一周するように建てられた八十八ヶ所の寺を回るお遍路は、弘法大師(空海)を信仰の対称として長らく続いています。弘法大師は平安時代に四国で修業し、悟りを開いたと言われる人物です。弘法大師は中国へ渡り真言宗を日本に持ち帰りました。

 

四国の各地には偉大な弘法大師にまつわる伝説が数多く残されています。伝説は単なるおとぎ話ではなく、様々な教訓が込められているのです。

 

12番札所 焼山寺の大蛇
徳島県にある焼山寺は88ヶ所の寺のうち、12番目の寺です。焼山寺は標高700mに位置しているため、歩き遍路をする人にとって難所となっています。

 

11番札所の藤井寺から12.9kmの山道を歩き、5時間〜6時間で到着します。道中は急な坂道でお遍路さんが転びやすいので「遍路ころがし」と言われています。

 

そんな山奥の寺には次のような伝説が残っています。

 

かつて、この山には大きな蛇が住んでいました。この大蛇は口から火を吹いて麓を襲い、人々を苦しめていました。そんな時、弘法大師は大蛇の住む山に修行のために来ていました。

 

大師が杉の木の下で休んでいたところ、大蛇の仕業で辺りに火がつけられてした。大師が麓の川で身を清め山を登っていくと、大蛇は山全体を火の海にしてしまいました。

 

しかし、大師が摩盧(水輪)の印を結び真言を唱えながら進むと、火の力が弱まり山頂近くまで登ることができました。そこには大蛇の住みかの岩穴があり、大師がさらに祈願をすると虚空蔵菩薩の御加護によって大蛇を封じ込めることができました。

 

このエピソードから大師は元々この山に有った寺を「焼山寺」と名付けたのです。また、焼山寺の本堂には虚空蔵菩薩がご本尊として安置されています。

 

教訓
大蛇の伝説から、悪者は最終的には罰を与えられるということが分かります。仏様も悪者の味方はしないのです。悪事はダメだという原則は何千年も前から変わることがありません。

 

現在でも罪を犯すと罰が与えられますが、犯罪レベルでなくても同じことが言えます。他人を困らせ、自分勝手な振舞いをすると大蛇が岩穴に閉じ込められたように、周囲から孤立していくことになります。

 

お遍路では弘法大師の伝説を通して人生の指針を再確認することができます。

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