日没後は歩かない:歩き遍路の危険性

 

四国八十八ヶ所を徒歩で巡礼する歩き遍路を行うにはいくつか気を付けておくべきポイントがあります。その一つに日が暮れて暗くなった時間に歩かないということがあります。

 

基本的に歩き遍路では宿の予約や歩行距離はすべて自分で計画しなければなりません。また、泊まれる宿の場所や7:00〜17:00という納経の時間などの制約を考慮して計画を立てる必要があります。

 

そのため、計画通り完璧に日程をこなすことは難しく、設定した計画が遅れると無理をして夜間のお遍路をすることになります。しかし、夜間の歩き遍路は危険なため避けた方が賢明です。

 

お遍路は観光化され昔と比べるとずいぶん簡単になりました。街灯、コンビニ、携帯電話など緊急事態となることは少ないです。しかし、観光気分で甘く見ていると怪我につながります。

 

夜間のお遍路で起こりうる危険

・地図、道しるべが見えない
・事故に遭いやすい
・動物に襲われる
・疲労が蓄積する

 

1.地図、道標が見えない
歩き遍路をする場合、専用の地図を片手に遍路道を歩くことが多いです。また、遍路道沿いにはお遍路さんが道を間違えないように道標が多数設置されています。

 

しかし、街灯の少ない田舎では日没で真っ暗になるので地図や道標を見ることができなくなります。また、暗闇では自分の位置を把握しにくいため、一度迷ったら正しいルートに復帰するまで時間がかかります。

 

特に山道では足元が見えずに滑落する危険性もあります。また山間部は高低差と生い茂る草木によって日没が早くなるので注意が必要です。

 

宿に到着する時刻を夏は5時、冬は4時に設定して計画を立てると十分余裕のある旅ができます。

 

2.事故に遭いやすい
遍路道に沿って歩くと、歩道のない道路を歩く場所もあります。夜間は運転手から歩行者が見えにくくなるため、接触事故が起こりやすくなります

 

バックパックを背負ってお遍路をするときは反射板をバックパックに着けておくと事故の予防になりますが、暗闇を歩かないことが一番安全です。

 

3.動物に襲われやすい
多くのお遍路さんが通る遍路道であっても山に入れば動物のテリトリーに入ることになります。山中で動物と遭遇すれば人間の方が不利な立場となってしまいます。夜であればなおさら太刀打ちできません。

 

夜間に出没する危険動物として野犬がいます。人に飼育されていない野犬は飢えているので獲物を狙って襲い掛かります。時に群れを成して襲ってくるため非常に危険です。

 

走って逃げようとしても必ず追いつかれるので野犬が襲ってきたら金剛杖などで応戦した方が良い場合もあります。このような状況は未然に防ぎましょう。

 

4.疲労が蓄積する
お遍路さんは1日中歩き続けているため全身の筋肉に疲労が蓄積しています。そのため、早く宿に到着して風呂、食事、睡眠で体力を回復しなければなりません。そうしなければ翌日に疲れが持ち越され、いずれダウンしてしまいます

 

夜間歩き続けると、風呂や睡眠の時間が減ってしまいます。風呂に入れば浮力により筋肉にかかる負担が減ります。また、横になるだけでも必要なエネルギーを抑えて体力を温存します。

 

夜歩くのであれば
それでも、夜間の歩き遍路をするのであれば入念な準備が必要です。ヘッドライトや反射板などの装備は欠かせません。

 

市街地ならともかく山道を夜歩くのであればナイトウォークなどの経験者と同行することが良いでしょう。

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