歩き遍路は総距離1200kmにもなる道のりを歩きます。現在では歩道が整備されたり、コンビニが充実しているので困難や危険は緩和され、観光としてお遍路を楽しめるようになりました。
しかし、100%の安全性が確立したわけではありません。中には、命の危険を感じるスポットが残っています。
歩き遍路で特に注意するものは何か。それは車との事故です。無防備な歩行者は車に衝突すると大けがを負います。または命を落としてしまいます。
山道で道に迷う程度なら、水さえ確保できれば助かる可能性は高いです。しかし、自動車との事故では即死という最悪のケースも発生し得るのです。
歩き遍路の危険スポットをランキング形式で紹介します。複数のルートがある場合には以下の危険スポットは避けて通るとよいでしょう。
また、リストに不足する情報は下記のお問い合わせフォームから情報提供の協力をお願いいたします。
高知県の36番札所・青龍寺から37番札所・岩本寺へ向かう遍路道に1位の危険スポット「鳥坂トンネル」はあります。青龍寺を出発して約18kmの地点でトンネルを歩いて通過することになります。
このトンネルには歩道がありません。そのため、トンネルを通行する車両と接触事故を起こす可能性が高まります。さらに、トンネル内は薄暗い照明なので運転手は歩行者の存在に気づきにくいのです。
歩き遍路は車道の白線の外側の路側帯を歩くことになりますが、路側帯の幅は50cm程度で通行する車との間はスレスレになります。特に、大型車両が通行する際は大変危険です。また、トンネルの長さは265mと短いですが、須崎市と土佐市を結ぶ幹線道路なので交通量は多いです。
トンネルで身を守るためには、自分の存在を運転手に知らせる必要があります。反射板を身に付け、手持ちのライトを点灯させましょう。
反射板は車がライトを付けなければ光を反射しません。短いトンネルなので無灯火で走る車も少なからずありました。そこで、手持ちのライトを点灯させながら歩くとよいでしょう。ヘッドライトやスマホのフラッシュでも構いません。
高知県の32番札所・禅師峰寺から33番札所・雪蹊寺へ向かう遍路道に「浦戸大橋」があります。禅師峰寺を出発して約6kmの地点で橋を渡ることになります。
浦戸大橋は歩道が狭いだけでなく、50mという高さがある巨大な橋です。元々、浦戸大橋は自動車専用道路として設計されているので歩道は極端に狭くなっています。もちろん、車道と歩道の間には何もありません。
高知市から桂浜方面へ行くには浦戸大橋を通るルートが一般的なので交通量が多く、トラックなどの大型車両もよく通ります。
また、風の強い日には車道へはみ出さないように注意する必要があります。高さのある橋だけに風も強くなってしまいます。
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