基本情報
名称 |
桑多山 明王院 道隆寺 |
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名称(読み) |
そうたざん みょうおういん どうりゅうじ |
本尊 |
薬師如来 |
駐車場 |
あり(無料) |
宿坊 |
なし |
JR予讃線 多度津駅から程近いところに77番 道隆寺(どうりゅう)はあります。この土地の豪族であった和気道隆(わけのみちたか)が開創したことにちなみ、道隆寺という名前が付きました。
また、78番 郷照寺へ向かう途中には現存天守として知られる丸亀城を見ることができます。巨大な石垣に対し天守が小さいことが特徴で全国的にも珍しいバランスの城です。
道隆寺の見どころ
・観音像
・びんずるさま
道隆寺の山門をくぐると観音様のブロンズ像がずらりと並びます。参道や本堂脇に並ぶ観音像は255体、全国にある観音霊場の本尊など、それぞれ異なる観音像がお遍路さんを迎えます。
また、本堂の左には「びんずるさま」と呼ばれる真っ赤な像があります。びんずるさまは釈迦の弟子であり、自らも多くの弟子を育てた人物です。
この像には病気平癒にご利益があります。びんずるさまの像を撫でた手で、自分からだの悪いところ撫でると良くなると言われます。
眼病にご利益あり
薬師如来は人々の病気を癒すというご利益があります。多くの薬師如来像は薬壺(やっこ)というツボを手に持ち、その中にはどんな病気にも効く薬が入っているといわれます。
道隆寺の本尊である薬師如来には眼病にまつわるエピソードが残っており、現在でも全国から多くの方が、ご利益を授かろうと参拝に訪れます。
京極左馬造(きょうごくさまのみやつこ)は幼少のころ盲目でした。彼がこの寺に祈願したところ、目が見えるようになったと言います。
その後、京極左馬造は医学を修め眼病治療の達人と呼ばれるほどになりました。そして彼の墓を道隆寺に作り、現在では潜徳院殿堂(せんとくいんでんどう)となっています。
この建物には「め」の文字を書き連ねた祈願札が多数奉納されています。
札所の歴史
和銅5年(712年)この地の豪族であった和気道隆が、夜になると光を放つ桑の木で薬師如来を刻み、安置したのが始まりです。
後に弘法大師が薬師如来を刻み、その胎内に道隆の作った薬師如来納めて安置しました。そのため、本尊は「腹ごもり薬師」、「二体薬師」とも呼ばれます。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。道隆寺では薬師如来が本尊として祀られています。
薬師如来は病気平癒にご利益がある仏として知られ、道隆寺の薬師如来は眼病にご利益がある薬師如来として有名です。そのため、「眼なおし薬師さま」と呼ばれます。
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