基本情報

名称

東山 瑠璃光院 繁多寺

名称(読み)

ひがしやま るりこういん はんたじ

本尊

薬師如来

駐車場

あり(無料)

宿坊

なし

50番 繁多寺は松山市街の端に位置し、松山城や道後温泉などの観光地にもアクセスしやすい札所です。淡路山の中腹にあるため、境内からは松山市街だけでなく瀬戸内海まで見ることができます。
繁多寺の見どころ
・歓喜天堂
・鐘つき堂
本堂の左手には歓喜天(かんきてん)を祀るお堂があります。江戸時代に徳川家の帰依を受けたことで寺が隆盛しました。このとき、第4代将軍家綱にゆかりの深い仏として歓喜天が祀られました。ここでは厄除け、商売繁盛、合格祈願にご利益があるとされ、多くの人が訪れます。
山門から本堂へ向かう途中に鐘つき堂があり、天井絵が見どころです。枠組みの中にカラフルなイラストが描かれており、中国の24人の人物がモチーフとなっています。
歓喜天への祈願方法
歓喜天はヒンドゥー教に由来する仏教の守護神で頭が象で体が人間という珍しいスタイルです。また、男女がハグする様子で彫刻された仏像もあります。そのため、一般的な歓喜天のご利益は夫婦和合や子孫繁栄にご利益があるとされます。
しかし、繁多寺の歓喜天は商売繁盛や合格祈願のご利益があると言われます。また、歓喜天は大根が好物だというエピソードに基づき、「大根を食べないので○○できますように」と祈願するといち早くご利益を授かると伝えられます。
札所の歴史
天平勝宝年間(749~757年)に孝謙天皇の勅願により行基が開創したと言われます。後に弘法大師がこの地を訪れた時、この寺を50番札所に定め、名前を繁多寺に改めたと伝わります。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。繁多寺では薬師如来が本尊として祀られています。
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