基本情報

名称 薬王山 金色院 国分寺
名称(読み) やくおうざん こんじきいん こくぶんじ
本尊 薬師如来
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし

常楽寺から目と鼻の先に15番札所 国分寺はあります。奈良時代に活躍した聖武天皇は政治二部強を取り入れ、全国68ヶ所に国分寺・国分尼寺を建設したことで知られます。つまり、奈良時代この地が阿波国の中心地だったのです。
さらに、一説には日本の中心地だったと言われています。国分寺の裏手には阿波史跡公園があり、竪穴式住居や卑弥呼の墓と言われる祠まであるからです。
国分寺の見どころ
・本堂裏の庭園
・阿波史跡公園

本堂の裏には国の名勝に指定された日本庭園が広がります。京都にあるワビ・サビな庭園とは異なり、無数の巨石が立ち並び、堂々とした雰囲気が漂います。
使われている巨石は阿波の青石と呼ばれ、海底火山の噴出物が原料となった岩石です。中には4mを超える立石もあり、エネルギーやパワーを感じずにはいられません。
拝観時間:9:00~14:30
拝観料:300円
国分寺からほど近くに、阿波史跡公園があります。公園内には数々の古墳があり、竪穴式住居が再現されています。昔からこの地が阿波国の中心地だったことが分かります。
時間に余裕がある方は八倉姫神社の奥にある卑弥呼の墓を見学するとよいでしょう。実は、古事記や邪馬台国の舞台は徳島だったという説があり、この周辺は重要な根拠地となっているのです。
烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は下半身の病に
国分寺には本堂と大師堂のほかに明王堂という建物もあります。ここには弘法大師策と伝わる烏枢沙摩明王と言う仏様が祀られており、下半身の病にご利益があるとされています。
烏枢沙摩明王は明王と言う仏グループに属すため、不動明王や愛染明王と役割が似ています。明王の表情は怒りに満ちており、仏の教えを素直に聞けない人々を正しい方向へ導くのです。怒りの裏には優しさがある仏様です。
烏枢沙摩明王は聖なる炎で世の中の汚れを焼き払い清浄にするとされています。そのため、下半身の病にご利益があるとされています。
札所の歴史
天平13年(741年)に聖武天皇の詔により国分寺は建てられました。後に弘法大師がこの地で修業をした際に烏枢沙摩明王増を刻み安置したとされています。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。国分寺では行基作と伝わる薬師如来が本尊として祀られています。
アクセス