「人生は短い」という事をギャンブルは隠す

ギャンブルに費やす時間

ギャンブルを辞めたい人や現在やっている人は、1ヶ月に何時間ギャンブルをしているか自覚する必要があります。そのため、時間を記録しなければなりません。
なぜ、ギャンブルをした時間を記録すべきなのか。それは自分が失っている時間を知るためです。
ギャンブルで負けている人の多くは、時間を記録していません。負けた額すら気にしない人もいます。まずは、ギャンブルにどれだけの時間を費やしているか調べましょう。
一方、ギャンブルで勝てる人は、時給換算をすることが多いのでギャンブルに費やした時間を細かく記録しています。しかし、時間を失っているという感覚は全くありません。
私も大学時代、毎月50時間パチンコ・スロットを打っている時期がありました。当時は、時間について考えたことは無く、普通にパチンコ店に通っていました。
ギャンブルで得られるものは少なく、失うものは多いです。しかし、これをハッキリと理解している人はギャンブルの場にほとんどいません。
ギャンブルで得られるものは何もありません。あるとすれば、ドキドキ感くらいです。確かにギャンブルで金銭的にプラスになれる人は少数派として存在します。しかし、彼らはお金しか得られないということになります。
ギャンブルで失うものはお金と時間です。財布の中身が減っていくため、お金が無くなった実感は誰にでも理解できます。しかし、失った時間についても考えなければなりません。
ギャンブルをしていた数時間が無駄になっただけではありません。ギャンブルで失った時間に他の事をやっていれば得られたであろう物も失ったと考えます。
分かりやすい例として、月50時間のギャンブルをする代わりに時給1000円のアルバイトをしていたら、1ヶ月で5万円稼ぐことができます。つまり、ギャンブルで失ったのは負額+5万円と見なすことができます。
他にも、友人や恋人、家族との時間を無駄にすることで、将来のケンカ、別れ、離婚へとつながる可能性があります。ギャンブルによる損失が金銭的なものだけではないということを理解しなければなりません。

 ギャンブルは集中力を要する

ギャンブルの最中は目の前のことに集中しているため、他の事をする余裕はありません。
人間は複数の事を同時にこなす事は困難で、多くの場合不可能です。車を運転している最中に暗算することがどれだけ困難か想像すると容易に理解できます。
パチンコやスロットを打っている時間は「止め打ち」や「目押し」をします。そのため、読書や人とのコミュニケーションをすることはできません。できることはスマホのゲームくらいです。
競馬を予想する際もオッズを見てパドックを見て、券種を選択します。競馬場で予想をしている人に話しかけても「うるさい」と言われてしまいます。
ギャンブルに向かって熱中している時間を忘れている人は、悪い意味で高い集中力を維持しているため、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

人生は短い

【質問】
あなたが余命1ヶ月と宣告されたら何をしますか?
もし余命1ヶ月と宣告されたら死ぬまでに何をするか想像してみてください。
・ ・ ・
パチンコやスロットをやりたいと思う人は少ないと思います。カジノで全財産を賭けるという思い出作りも悪くはないと思いますが・・・。多くの人は家族で過ごしたい、恋人と過ごしたい、旅行で絶景を見て思い出を残したいと思うはずです。
しかし、いつ死ぬか誰も分かりません。健康な人であるほど自分の死と直面していないため油断しています。むしろ、余命を宣告された人の方が残りの人生を充実させるよう努めます。
ただし、人の死因は余命が宣告される病気ばかりではありません。交通事故、くも膜下出血、不整脈など突然死に至る場合もあります。
自分の死を予測できなかった人は、何気ない日常で死を迎えることになります。いつも通り、普通の生活で人生が終わります。
つまり、パチンコやスロットに毎日行っている人は、その途中で命を落とす確率が高くなるということです。
それを望むかどうかはあなた次第です。ギャンブルに人生を捧げるか、愛する家族や社会に捧げるか。