烏枢沙摩明王:仏像の見方、ご利益

烏枢沙摩明王:仏像の見方とご利益

 

仏像とは、経典や言い伝えに登場する仏様を可視化したもので、人々がリアルに仏様を感じることができるようにという目的で作られます。仏像には様々な種類があり、姿やご利益も異なります。

 

仏像の中でも烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)はトイレに祀られることが多いためトイレの神様と呼ばれることでも知られる仏像です。

 

烏枢沙摩明王のエピソード、仏像の特徴、ご利益を順に説明します。

 

エピソード

 

明王とは
仏像を簡単に分類すると、如来、菩薩、明王、天の4グループに分けることができます。それぞれのグループは役割分担をし人々を悟りに導きます。

 

如来や菩薩の役割は人々を優しく教え導くことです。しかし、すべての人が素直に耳を傾けるとは限りません。そこで、明王グループの仏は忿怒(ふんぬ)の形相で激しく説き伏せてしまいます。その様子が仏像にも表現されているので明王は容易に区別できます。

 

 

五大明王
様々な種類の明王が密教の経典に登場しますが、中でも次の種類の明王は五大明王と称され、重要な役割を担う明王とされています。現在でも5体セットで安置される五大明王像として信仰を集める寺院が多く残っています。

 

五大明王として祀られる明王は宗派によって少し異なります。真言宗(東密)系では烏枢沙摩明王の代わりに金剛夜叉明王が含まれることが多く、天台宗(台密)系では烏枢沙摩明王が五大明王に含まれることが多くあります

 

▽五大明王
・不動明王
・降三世明王
・軍荼利明王
・大威徳明王
・烏枢沙摩明王(金剛夜叉明王)

 

 

烏枢沙摩明王の見方

 

明王の特徴
・炎
・忿怒

 

烏枢沙摩明王をはじめとする明王の表情は怒りに満ちています。これは忿怒(ふんぬ)の形相と呼ばれ、如来や菩薩には見られません。優しい仏様の教えが耳に届かない人々を正しく導くためにこのような表情をしています。

 

また、明王の背後には炎をかたどった火焔光(かえんこう)があります。焔光も人々の煩悩を焼き尽くして悟りへ導こうとする明王の意図が表現されています。

 

 

烏枢沙摩明王の特徴
・右足を上げる

 

仏像や仏画で表現される烏枢沙摩明王には複数のスタイルがあり、特徴的な持物や衣装を述べることは困難です。ただ、右足を上げ片足立ちする様子が表現されることが多く見られます。

 

その他の特徴として腕の数が2〜8本、それぞれに武器を持ったり印を結んだりします。武器で悪霊や邪を吹き飛ばし、人々が煩悩を滅却させる様子が表現されています。

 

 

ご利益

 
トイレ・下半身の病
烏枢沙摩明王はトイレの神様と呼ばれることがあります。烏枢沙摩明王の聖なる炎で世の中の汚れを焼き払い清浄にするという考えから、不潔なトイレを清浄にするご利益が考えられたのです。

 

また、下半身の病にご利益があるとされるところもあり、四国八十八ヶ所では15番札所 国分寺に祀られる烏枢沙摩明王にそのようなご利益があるとされます。

 

 

男の子が生まれる
烏枢沙摩明王は胎児を女児から男児に変えることができるという信仰から、烏枢沙摩明王変化男児法という祈願を行われていました。特に戦国時代、跡取り息子を設けるための祈願法として行われていました。

 

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