阿修羅:仏像の見方、ご利益

阿修羅:仏像の見方、ご利益

 

 

 

仏像とは、抽象的で理解しにくい仏教の教えを人々に広めるために、経典に登場する仏を具体的に表したものです。仏像の種類は多岐にわたり姿やご利益も異なります。仏像の中でも阿修羅(あしゅら)はイケメン仏として人気の仏像です。

 

阿修羅のエピソード、仏像の特徴、ご利益について順に解説します。

 

阿修羅のエピソード

 

インドでの阿修羅
古代インドの文献「リグ・ヴェーダ」に阿修羅はアスラという神の一族として登場します。
アスラは荒っぽく、恐ろしい力を持った神々という性質がありましたが、正義や秩序を司り、悪を懲らしめる神としての役割がありました。しかし、時代が進むにつれて悪者扱いされるようになった歴史があります。

 

 

インドラ(帝釈天)との戦い
アスラには一人の娘がおり、インドラという戦闘神に嫁がせようと考えていました。しかし、インドラは娘に一目ぼれし、連れ去って犯してしまいました。

 

正義の神であるアスラは怒り狂い、戦闘神インドラに戦いを挑みました。アスラ軍は敗北してもなお戦いを続け、修羅場となりました。しかし、神の世界も世知辛いものです。いつの間にかアスラの娘はインドラに惚れ、結婚し子供を授かりました。

 

結局、アスラは完敗し天界から修羅界という世界に飛ばされてしまうのです。何度も執拗に戦争をするアスラは悪神として扱われるようになりました。

 

 

仏教での阿修羅
仏教は釈迦が唱えた原始仏教から大乗仏教、密教など流動的に変化することで現代まで消滅することなく継続しています。その過程でバラモン教やヒンドゥー教に登場する神々を仏教にも取り入れてきました。

 

阿修羅も仏教に吸収された神の一人で、仏教の守護神としての役割を与えられました。釈迦の説法を聞くことで過去の行いを反省し、仏教に帰依したのです

 

仏教に帰依し、仏教の守護神となった古代インドの神々は阿修羅の他にも存在し、特に次のメンバーは八部衆とまとめられます。

 

 

▽興福寺の八部衆
阿修羅(あしゅら)
五部浄(ごぶじょう)
沙羯羅(さから)
鳩槃荼(くばんだ)
乾闥婆(けんだつば)
迦楼羅(かるら)
緊那羅(きんなら)
畢婆迦羅(ひばから)

▽一般的な八部衆


夜叉(やしゃ)
乾闥婆(けんだつば)
阿修羅(あしゅら)
迦楼羅(かるら)
緊那羅(きんなら)
摩?羅伽(まごらか)


 

興福寺の阿修羅像
奈良の東大寺から程近い所にある興福寺では、国宝に指定される「乾漆造阿修羅像」が有名です。仏女など仏像ブームの際、その表情に魅了される人が続出しました。入館料を払って国宝館に入ることでその表情を拝むことができます。

 

 

阿修羅の見方(興福寺の阿修羅)

 

・3つの顔
・6本の腕
・武器を持たない

 

実は、阿修羅像にはいくつかのバリエーションがありますが、奈良県・興福寺に安置される国宝「乾漆造阿修羅像」があまりにも有名であるため、ここでは興福寺の阿修羅の特徴について説明します。

 

まず、阿修羅には3つの顔があります。すべての顔は赤みを帯び、少年のような顔立ちをしています。そして寂しさや凛々しさなどを感じる、何とも表現しにくい表情をし、人々をひきつけます。

 

また、6本の腕も特徴的です。2本は正面で合掌し、ピッタリと合った両手は蓮華の花が未だ開いていない様子を表現するといわれます。残りの4本の腕をよく見ると、異様に長い腕であることに気づきます。

 

2本は天を支えるような、残りの2本はカマキリのような様子です。諸説ありますが、天を支えるようして全てのモノ、生命体を支えていることを表現したり、太陽と月を持ち日食や月食を起こすほどの強いエネルギーを持つことを表現したりするといわれます。

 

カマキリ状の腕は左手に弓または剣を、右手に矢または宝棒(ほうぼう)を持っていたとされますが、興福寺の阿修羅は何も持ちません。

 

天部に分類される仏像は仏教界のガードマンであるため、邪気を撃退するための武器を持つ場合が多くあります。しかし、阿修羅はいずれの手にも武器を持ちません。これは、戦闘を好む阿修羅が釈迦の説法を聞いて改心してことを表すとされます。

 

興福寺以外の阿修羅像では武器を持つケースもよく見られ、戦闘神であった面影を残し、仏教を守護する役割を果たします。

 

 

阿修羅のご利益

仏教守護というご利益があります。仏教を守護する八部衆に選抜されるなど仏教を煩悩や邪魔者から守ってくれるとされます。

 

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