四国にある八十八ヵ所の寺院を巡るお遍路の旅。同じ道程を巡る旅でも時期によって様子が全く異なります。ただでさえ人口の少ない四国ですが、お寺のある地域や遍路道はド田舎と言っても良いくらいです。そのため、自然があふれ季節をたくさん感じることができるのです。

冬のお遍路

メリット

自己の鍛錬になる
冬は最も厳しい時期となります。そのため、メリットは少なくなりますが、裏を返せば事故の鍛錬につながります。
宿は空いている
歩き遍路向けの宿は基本的に空いています。しかし、山間部の宿は冬季は営業していない可能性もあるので、前もって予約しておきましょう。
虫やクマは少ない
蚊や蜂はいません。またクマは冬眠しているため遭遇する危険性もほとんどありません。

デメリット

山道が封鎖される
積雪の影響で標高の高い山は封鎖されることがあります。
防寒装備が必要
四国といえども冬は寒いです。しっかりとした防寒をしなければならないため、荷物が増えてしまいます。野宿をする場合も寝袋一つでは寒くて眠れないかもしれません。
お遍路さんが少ない
完全にオフシーズンなのでお遍路さんに出会うことは少なくなります。
 
日没が早い
活動時間が減ってしまうため1日に進める距離は短くなります。暑さがない分、疲れは少ないですが真っ暗な時間に歩くことは危険です。