基本情報

名称

白牛山 千手院 国分寺

名称(読み)

はくぎゅうざん せんじゅいん こくぶんじ

本尊

十一面観世音菩薩

駐車場

あり(無料)

宿坊

なし

国分寺は四国八十八ヶ所のなかに4ヶ所ありますが、最後の一つが香川県高松市にある80番札 国分寺です。広々とした境内には多数の見どころがあり、本堂などの建造物は全国の国分寺でも古いものです。
国分寺の見どころ
・大師堂
・礎石
・ミニ四国八十八ヶ所
大師堂は納経所と一体になっており、他の札所にある大師堂と異なる雰囲気を醸し出します。また、弘法大師像が高い位置に安置されているので、見上げるように参拝します。大師像の目をよく見るとキラキラ輝いて見えるように作られています。
本堂へと続く参道脇には金堂礎石、山門右手には七重塔礎石が残り、讃岐国分寺の繁栄を現代に伝えます。礎石(そせき)とは建物の基礎となる石で、柱などを支える役割があります。コンクリートのない時代、境内にある石が巨大な建造物を支えていたのです。
山門を抜けてすぐの所にミニ四国八十八ヶ所があり、1番~88番札所の本尊が刻まれた石像が並びます。ここを全て参拝すると実際にお遍路をしたのと同等のご利益が得られると考えられています。
全国にある国分寺とは
仏教伝来から200年が経過し、政治にも仏教が取り入れられるようになりました。天平13年(741年)、聖武天皇が仏教の力で国や人々を守る目的で各国に国分寺、国分尼寺を設置しました。全国に国分寺という地名が残るのは、奈良時代の仏教政治の名残ということになります。
札所の歴史
聖武天皇の勅願により行基が十一面千手観音菩薩を安置したことが寺の始まりです。その後、弘法大師が本尊や境内の建物を補修し、札所としたと伝わります。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。国分寺では十一面観世音菩薩が本尊として祀られています。
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