基本情報

名称 法界山 高照院 大日寺
名称(読み) ほうかいざん こうしょういん だいにちじ
本尊 大日如来
駐車場 あり(無料)
宿坊 なし

28番 大日寺まで来ると海から離れ、高知平野を歩くことになります。勾配が少なく移動が楽になるだけでなく、市街地となるためコンビニなどが見つけやすくなります。
石段の途中にある山門を抜けると、境内に入ります。大日寺では「大師の加持水」が湧き出しており、土佐の名水40選にも選ばれています。
大日寺の見どころ 
・大師の加持水(かじすい)
・石仏
・龍河洞
奥の院方向に進み、薬師堂の脇に来ると、大師の加持水が湧き出ています。これまで、周辺地域が水不足になった時も、この水は枯れたことがなく湧き続けているそうです。
大師堂の手前には無数の石仏が並んでいます。それぞれの石仏に赤や青のよだれかけが掛けられ、参拝者の強い思いを感じることができます。
大日寺から4kmのところに龍河洞(りゅうがどう)という鍾乳洞があります。日本三大鍾乳洞の1つでもあり、鍾乳洞内部は見学ルートが整備されています。車遍路の場合、龍河洞に立ち寄り涼んでいくのもよいでしょう。
首から上の病にご利益がある薬師如来
薬師如来は病気治療にご利益がある仏様として知られていますが、大日寺奥の院に安置されている爪彫薬師(つめほりやくし)は首から上の病気に特化したご利益があるとされています。
むかし、弘法大師がクスノキに爪で薬師如来を掘って完成させたという伝説があり、そのご利益に授かろうとする参拝者が後を絶ちません。
薬師如来のご利益で病気が治った人は願いが通ったという意味を込めて、自然に穴の開いた石を持ち寄り、奉納するのが習わしです。そのため、薬師堂の床下には大量の石が積み重ねられています。
札所の歴史
神功皇后(201~269年)に神社として創建され、天平2年(730年)に行基菩薩を安置しました。後の大同4年(809年)に聖武天皇の勅命により弘法大師が伽藍を建立したとき神仏を合併市と伝えられています。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。神峯寺では十一面観音が本尊として祀られ、梶取地蔵の異名を持ちます。
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