基本情報

名称 金剛山 一乗院 藤井寺
名称(読み) こんごうざん いちじょういん ふじいでら
本尊 薬師如来
駐車場 あり(有料)
宿坊 なし

10番札所 切幡寺から吉野川を渡ったところに11番札所 藤井寺はあります。歩き遍路、車遍路いずれにせよ、お遍路入門編はココで終わり、12番札所 焼山寺へ向かうには鬱蒼とした山道を進むことになります。
藤井寺の見どころ
・藤棚
・遍路ころがし

藤井寺はその名のとおり、見事な藤が植えられています。見ごろは4月下旬から5月上旬で棚から垂れる藤の花を楽しむことができます。弘法大師がこの寺を建立した際に五色の藤を植えたと言われています。
本堂裏手には12番札所 焼山寺へ向かう遍路道があります。徒歩でお遍路をする人は約13kmにも及ぶ道のりを進みますが、そのスタート地点が藤井寺の境内になります。
この遍路道は最大の難所として知られます。お遍路さんが転んでしまうような急斜面であるため、「遍路ころがし」の異名を持ちます。遍路ころがしを体験したい方は1kmでも遍路ころがしを歩いてみるのもよいでしょう。
ミステリアスな本尊
藤井寺の歴史は弘法大師が薬師如来を刻んで安置したことから始まります。しかし、現在祀られている薬師如来には1148年に計尋という仏師によって作られたと書かれてあります。
さらに驚くことに、最初は釈迦如来として作られた仏像であり、1549年に伊作という仏師によって無理やり薬師如来に修理されたといわれています。
釈迦如来と薬師如来は構造が似ているため、編集が簡単だったためリフォームと言う形になったと推測できます。
しかしながら、現在の薬師如来は2度の火災から免れたことから厄除けにご利益のある仏像として評判があります。
札所の歴史
弘法大師が42歳の時にこの地を訪れ、薬師如来を刻んで本尊として安置したことが始まりです。その時に五色の藤を植えたと伝えられるため藤井寺と名付けられました。
本尊
本尊は寺の中心的な仏様で本堂に祀られています。藤井寺では薬師如来が本尊として祀られ、厄除け薬師として親しまれています。
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