快活に考え行動すれば自然に愉快になる
プラセボ効果
「病は気から」というように、気分が落ち込んでいれば病気になってしまします。反対に、元気がある、病気が治ると信じていれば、本当に治ってしまうことがあります。これは迷信ではなく科学的にも証明されています。偽薬(薬効成分が無い偽物の薬)を本物の薬と信じて服用し、病が改善する効果をプラセボ効果と呼びます。
実際、新薬を開発における臨床試験では、偽薬を投与した患者さんと実薬を投与した患者さんを比較することで薬の本当の有効性を調査します。人が信じる力と言うものは大きな力を持っています。
年齢についても同じことが言えます。自分は年寄りで何もできない。若さには勝てない。と思っている人は、その様に衰えていきます。若く見える老人と言うのは、内部も若い気持ちを持っているのです。
悩みの原因は自分自身
悩みはどこから来るのか。それは自身の思考から生まれます。思考は常に自身の内部で起こるので、悩みからは逃げることができません。悩みを断ち切りたければ自分で積極的に気持ちを変える努力をすべきなのです。
気の持ちよう次第
幸せと感じるか、不幸と感じるかは気持ちの持ちよう次第ということになります。金持ちでも満足していない人もいるし、一文無しでも幸せな人はいます。自分の幸福度は自分でコントロールできるのです。しかし私たちはネガティブなポイントばかり見つけて悩んでいるのです。
では思考、気の持ちようを変えるにはどうすればよいのか。それは行動することです。気持ちと行動は相互に作用しているためポジティブな行動を続ければしだいに思考もポジティブに変化します。
しかし、気持ちを変えて→行動という順番は困難です。ネガティブな思考はネガティブな行動の原因となるのでポジティブ思考に変えましょうと言われても考え方をすぐに帰るのは無理なことです。まず行動から始めなければなりません。
歩き遍路は精神面にも良い作用
お遍路では御大師様(弘法大師)にお願い事をしながら四国の八十八ヶ所のお寺を回ると願いが成就すると言われています。これも一種のプラセボ効果だと言えます。
何も考えずに歩いていくうちに、内面の変化が見られます。まずは行動から始めなければなりません。また、継続できることがポイントとなります。歩き遍路で八十八ヶ所全てのお寺を回るには40日前後必要です。つまり三日坊主では終わりません。